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|口腔カンジタ症|唾液チェックからはじめるヘルスケア|
01 CoQ10とは
CoQ10ってなに?
CoQ10(コーキューテン、コエンザイムキューテン)は、人間の体内に存在する補酵素といわれる物質のひとつ。私たちが健康な日常生活を送る上で、必要なエネルギーを作り出すのに欠かせない”元気の源”といわれています。体のエネルギーは、摂取した栄養素を各細胞内で燃焼させることによって生まれますが、その燃焼のしくみを助け、活性化させるのがCoQ10。自動車でいえば、エンジンの点火プラグやエンジンオイルなどに例えられています。 |
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年齢を経ることで減少するの?
CoQ10は、人間の体内で生成され、また、魚介類などの食品から摂取することもできます。でも、年をとると、体内のCoQ10量はしだいに低下し、20歳代をピークに減り続けるといわれています。原因については様々な研究が続けられていますが、「からだの中で生産されるCoQ10の量が減少しているのではないか」とか、「食生活の変化に伴って食事から摂取される量が減っているのかもしれない」、「ストレスや過労によって減少するのでは」などといわれています。 |
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CoQ10が不足するとよくないの?
CoQ10が不足すると細胞の働きが衰え、エネルギー生産がうまくいかなくなって、疲れやだるさなどを感じるようになるといわれています。
また、糖尿病や腎疾患、肝疾患、高脂血症の治療薬であるスタチン系薬剤の投与、低血圧症、激しい運動などでCoQ10量が低下する場合があるという研究報告がなされています。 |
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CoQ10はからだのどこではたらいているの?
私たちのからだは約60兆個の細胞からできているといわれ、そのひとつひとつの細胞に、CoQ10は存在します。細胞の働きを活発にし、効率よくエネルギーをつくり出すためにCoQ10は必要不可欠な物質なのです。
とくに心臓の組織には、高濃度のCoQ10が含まれているといわれています。 |
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からだが「サビる」ってほんと?
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鉄が酸素と反応し酸化されて酸化鉄になることを、鉄が「サビる」といいますね。私たちが生きていく上で酸素は絶対に必要なものですが、体内でこの酸素からつくられる活性酸素と呼ばれる物質は、細胞を酸化させ、サビつかせてしまうのです。活性酸素によってサビついた細胞は本来の役割を果たせなくなるばかりか、老化や生活習慣病の原因にもなりかねません。CoQ10は、この活性酸素のはらきを抑制する作用があるといわれています。 |
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CoQ10は医薬品なの?
日本では1974年から医薬品として利用されています。
欧米では医薬品のほかに栄養補助食品として広く利用されており、2001年には日本でも栄養補助食品として利用できるようになりました。 |
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