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歯周病とは歯のまわりを支えている組織が破壊されて歯がグラつきだし、最終的には歯が抜けてしまうという疾患で、30代ごろから発症すると言われています。口の中にその原因となる歯周病菌が存在するのかを検査によって調べることにより、より正確な診断と適切な治療を受けることが出来るようになります。
歯周病は、心筋梗塞や、狭心症、脳血栓、脳梗塞、肺炎、早産や切迫早産児出産などの要因に悪化した歯周病原菌が関わっているケースもでてきています。予防歯科で歯周病にならない環境を作ることが重要です。

口腔乾燥症は、虫歯、歯周病、口臭、摂食嚥下障害の原因となります。日本でも多くの方が、ドライマウス(口腔乾燥性)の症状が見られます。ドライマウスの原因には次のようなことがあります。
- 口呼吸や喫煙など
- 精神的ストレス
- いろいろな薬や治療の副作用
- 唾液腺の病気
- 中枢や抹消の神経障害
- 糖尿病、腎疾患などの全身疾患

高齢化の進む日本において、要介護の口腔衛生管理は大きな課題とされています。寝たきりの高齢者では肺炎による死亡者が多く、その死亡率は70歳を過ぎると急上昇します。特に、嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎が問題となっています。そこで誤嚥性肺炎と関連の深い口腔の日和見感染菌を検査し、口腔清掃が的確に行われているかを調べることが重要です。
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