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歯科コラム

中高年の虫歯が発生しやすい箇所

その① 歯の根元にできる

中高年になると、歯茎(歯肉)が後退して 歯の根もと部分が現れてきます。
後退する原因は、加齢や歯周病、歯ぎしり、さらに 間違った歯の磨き方などです 歯の表面は硬くて丈夫な「エナメル質」で 覆われていますが、 歯の根元の部分は薄い「セメント質」で 覆われており、その内側はやわらかい 「象牙質」です。
その為、歯茎が下がり、歯の根元が 露出すると、虫歯になりやすいのです。

知覚過敏も、歯の根元が露出して現れる現象 冷たいものがしみはじめたら、 歯の根元の虫歯の危険性が高まっている 可能性もあります

その② 詰め物の下にできる

現在の成人、特に中高年者は、 ほとんどの人が虫歯とその治療を 経験していると思います。
虫歯はそれほど進行していなければ 虫歯菌に侵された部分を削り 「詰め物」をする治療ですみます。
しかし、この詰め物が原因で大人虫歯に なることがあります。(二次虫歯)
詰め物と歯の間に段差ができたり、 詰め物が劣化して隙間ができたりすると、 プラーク(歯垢)がたまりやすくなり、 そこから虫歯菌が侵入して再び虫歯になってしまいます。
しかも・・・詰め物で覆われているため、 目で見てもわかりにくく、 レントゲンでもかなり写りにくい為、 発見した時にはかなり進行していることが多いのです。