唾液には様々な役割があり、食べ物の消化を助けるアミラーゼや、口の中の粘膜を保護したり、外から侵入する細菌などから防除し感染から守るなどのほか、口の中の汚れを洗い流す洗浄・自浄作用があります。
そのため、唾液の分泌量が減って口の中が乾くと、洗浄・自浄作用が低下して口の中の細菌が増えるので、口臭が出やすくなるのです。1日成人男性は1.5Lの唾液が分泌されますが加齢とともに減少し
人為的に増やす努力が必要です。
唾液を増やす方法は 食べ物をよく噛むこまめに水分を補給する唾液腺をマッサージする3つの方法が有効です。
1. 耳下腺のマッサージ
耳下腺は、耳たぶから頬骨のあたりにかけてあるので、
人差し指から小指までの3~4本の指を頬に当てて、上の奥歯のあたりを回すように10回マッサージします。
2. 顎下腺のマッサージ
顎下腺は、耳下腺より少しあごの方にあるので、
耳の下から顎の下あたりを5回指先で押すようにします。
3舌下腺のマッサージ
舌下腺は、下の歯の下部にあります。
両手の親指をあごの骨の下において、上方向に押すように5回マッサージします。